「フレネミー」
フレネミーとは、友達(friend)と敵(enemy)を組み合わせた造語で、「友達のふりをした敵」ともいうべきとてもいやらしい存在を差した言葉のこと。心理学用語ではないが、最近よく使われるようになってきた。表向きは応援しているが、幸せになると邪魔をするという気味が悪い人、それがフレネミー。
米国の研究では、フレネミーは、親身になって話をきいてくれるが、たまに攻撃もしてくる人で、どう接してよいかにばかり意識が集中してしまい、判断力を奪われ、常に感情を揺さぶられてしまうので、強いストレスを感じる。また、フレネミーと一緒にいると鬱になりやすく人生に不安を感じやすくなるという結果も出ている。
例を挙げると、「君さ、家の事やりすぎ!嫁さんになめられるよ!」とか、「毎日毎日、旦那の弁当作って機嫌取ってるの?」とか、夫婦が仲良くやっていることが気に入らないのか、夫婦仲にヒビを入れようとする。フレネミーには要注意だ。
似たような心理的虐待に「ガス・ライティング」がある。この言葉は1940年代に映画化された「ガス燈」に由来する。
具体的には、不都合なことが起こった時、全てあなたのせいにし、「周囲の人があなたを嫌っているよ」と言う。身に覚えのないことをあたかも本当にあったかのように言われ、反省を促されたりする。「あなたの工夫が足りないからAさんから返事を貰えないのよ」などと言い、返答の貰えない理由を、一方的にあなたのせいにしたりする。ちなみに、行為をガス・ライティングと呼び、行為をする人をガス・ライター呼ぶ。
フレネミーもガス・ライターも、始めは親身になって良い人のフリをし、距離を縮めで近づき自分の仲間に引き入れるが、気に入らないと手のひらを返して仲間外れに追い込むのだ。誤った情報を、言葉巧みにそして日常的に言われたら、「自分が間違えている、自分が悪い」と思い込み、自責の念にかられ、次第に人格や生活が破壊されてしまう。
では、フレネミーやガスライターが現れたらどうしたら良いか?
答えはたった一つ。直ぐに離れること。これしか自分の身を守れないし、そんなサイコパスと関わっているほど人生長くはない。
フレネミーもガス・ライターもご免被りたいものだ。こんな輩に違和感を感じ、反撃に出ると決まって返って来る言葉がある。「それはあなたの誤解です!」「You misunderstood!」
ん?最近の政治家がよく口走るセリフに似ているな・・・。そう、本人は全く反省を知らない。
*****リリコイ*****
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