「聖書はとても面白い」


木曜午餐会 例会 2015/8/27


講師: 
具志堅 聖(ぐしけん  きよし)氏  マキキ教会牧師

演題:「聖書はとても面白い」







本日は木曜午餐会での講演をしていただき、大変ありがとうございました。
プロジェクターを使っての先生の講演は膨大なテーマを持つ聖書をいとも簡単に1時間の枠内にまとめられれ、手元に配られた箇条書きのメモ用紙に書き込んでいくだけで聖書がほぼ理解できたような満足感を会員の皆さんも得ることができたと思います。国際人としての教養としての聖書理解を深めることもできました。手元にある聖書をもう一度開きたくなった方も数多くあったことでしょう。また次の機会に第2弾の講演をお願いしたいです。よろしくお願い致します。

投稿文:山田エノク和人



木曜午餐会 講演「聖書はおもしろい」


世界のベストセラー聖書を読み解くコツとは

 世界のベストセラーと呼ばれる聖書。しかしながら、その本を読み込んだことのある人は少ないのではないだろうか。8月27日、「聖書はおもしろい」というテーマでマキキ聖城キリスト教会の具志堅聖(50)牧師が木曜午餐会で講演を行った。聖書の意味に始まり、聖書を読み解くための四つの物語から、その魅力を熱弁。わずか一時間の講演だが、ユーモアと知性に溢れる具志堅牧師の話術に引きこまれる聴衆は少なくなかった。

 具志堅牧師は、1965年、沖縄県の那覇市で生まれる。高校生の時、カナダのバンクーバーに移住。教会開拓伝道という使命を持ち、その後2002年から2011年まで日本福音同盟教会の総主事として国際的な教会のディレクターとして活躍。2011年7月からマキキ聖城キリスト教会牧師に着任。世界のキリスト信仰において、イエス・キリストを伝えることを生涯の目標としている。

 ナポレオンやガンジー、リンカーンなど、聖書が人生に多大な影響を与えた偉人たちは多くいる。全66巻からなる聖書は、そのボリュームからも読破に困難を覚える人も多いだろう。今回の参加者の大半も、聖書を一度は手に取ったことはあるものの、読んでいる人は、ほぼいなかった。

 「小説はなぜ面白いのか、それは、小説の中に読者自身が入り込むからだ」と具志堅牧師。聖書を読む一つのコツは、小説を読むときのように、聖書の物語に自分自身を当てはめて読むことだという。その上で、聖書の四つの物語を紹介してくれた。

 一つ目は、最初の人間であるアダムとイブの物語(創世記1〜3章)だ。ここでのポイントは、神は、人間を創造されただけでなく、「よしとされた」こと。しかし人間がそれを裏切ったというところだ。

 第二に、信仰の父であるアブラハムの物語(創世記12〜25章)。神は、アブラハムに祝福の約束をする。神を裏切った人間を再生する計画が書かれている。

 第三の、偉大な指導者モーセの物語(出エジプト記1〜14章)には、神があらゆる手段を用いて人を救済するエピソードが書かれている。

 最後は、救い主イエス・キリスト(全福音書)の物語。罪ある人間を救うため、神はイエス・キリストを地上に送った。イエスは十字架にかかり、復活した。ここに人間の罪を赦し続ける神の永遠の愛を読み取ることができる。それ以降、現在に至るまで「イエスを信じるものはみな救われる」ことを示し続けている。

 これら四つの物語からいえることは、「神は、人を愛しておられる。聖書は偉人の名言集でも、倫理道徳を教えるだけのものではない」と具志堅牧師は語る。

 「カトリックのミッションスクールに通っていたから、また違った視点で聖書を知れてよかった」「面白かった!」という参加者からの声。「聖書はとっつきにくいと思うこともあるけれど、聖書に少しでも興味を持ってくれたらなあと思います。日曜日は教会に行き、聖書の言葉に触れてくれたら嬉しい」と同席の伝道師はコメントした。


投稿文:安川 郁   日刊サン9月1日木曜午餐会の記事の記者  

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