9 月 10 日（火曜日）
特別講演「東日本大震災津波原発事故・福島からの報告第３弾」
講師：大和田 新氏（フリーアナウンサー）
福島の語り部、大和田新さんの話にはいつもドラマがあります。悲しいドラマ、悔しいドラマ、生きてることの不条理さを感じさせる実話、あるいは今日のような感動的な生き様を演じている人のドラマ。
出来るだけ多くの人にお聞かせしたいようなドラマがあっていつも感動します。１年というのはあっという間のようですが、出来事を風化させていくには十分すぎる時間でもあります。福島は、個人的にも友人が多くて、3.11を忘れることはありませんが、それでもこの8年半の間に多くの災害を見聞し、生まれ故郷の災害などを聞くにつけ、いつの間にか福島が少しづつ遠くなります。そんな時に、大和田さんがハワイに来てくださり、いろんなドラマを語ってくださる、というのは本当に意義のあることだと感じています。大和田さんがハワイにお出かけ下さる限り、私たちは福島を忘れません。
今日のメンバーは、私を含め友人たちに少しだけでも福島のことをお話するでしょう。復興と復旧は違うんだよ。自殺をはじめとする関連死がなくならない限り、福島の復興は終わらないのです。津波は人々の「生きがい」を奪い去っていったんです。少しだけでも知り合いに伝えたい。そんな気持ちにさせてくれました。ほんのわずかの滞在で、ラジオ番組、木曜午餐会の講演と多くのことをハワイの人びとに残してくれました。ありがとうございました。いつまでも語り続けてください。来年もお待ちしております。
上野ファミリーにも、そしてまだお会いしたことはない田中須美子様にもくれぐれもよろしくお伝えください。
木曜午餐会会長 新名 瑛
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