木曜午餐会で公演をしていただくようになってもう6年目になるのですね。今日の「供奴」の踊りを披露してくれた左登貴美さんの娘さんがもう中学生で。時の流れの速さにいつもながら驚きます。それにしては勝千華さんは変わりませんね。
今年は大勢の人たちを連れてきていただき本当に楽しい和楽を披露して下さり、メンバー一同大喜びです。日本の音楽は明治以降、「西洋に追いつき、追い越せ」のせいもあり、学校教育の中でなおざりにされてきました。お陰で、私のような戦後生まれの世代も、和楽を知らずに育ちました。日本人でありながら、日本の音楽を知らない。いい面と悪い面があるのは、いつの時代でもあることです。その中で、勝千華さんたちがこうして無償で和楽を海外に普及させようと、そして今の時代に日本の学校で広めようとしていることは素晴らしい活動だと敬服しています。今日の演題は「外記猿」と「供奴」が一番、記憶に残りました。それとハワイから増田さんがさりげなく参加されていたのも非常に嬉しいことでした。増田さん以外にも、もっとハワイでの生徒さんが、あるいはお弟子さんが増えるといいのですが。私はワークショップの鼓太鼓で披露しましたように、まともには鼓の音も出せないので、太鼓、三味線、尺八にははるか千里も離されているのでお弟子にもなれませんが、今後とも木曜午餐会での披露をお願い致します。
ホノルルの小学校でのボランティアも長く続けられて、頭の下がる思いです。皆様の日本でのご活躍をハワイからも応援しています。
木曜午餐会会長 新名 瑛
邦楽をもっと広めたい
返信削除2015年1月に初めて寄せていただきそれから今日6回目の演奏となりました。長唄は劇場音楽、やはり沢山の人数で演舞させていただいてこそ、本当の良さが伝わるものでありますね。
いつもは私だけか、ハワイの生徒さんと少人数で、演奏したりお話したり、プロジェクターで解説したりしていますが、今日はより本物に近くおみせできました。
普段の生活の中に馴染みのない、学校教育の中で、とりいれられてこなかった邦楽。でも、間違いなく日本人の音楽なのです。
沢山の方に演奏を聴いてもらい、良さや楽しさを知っていただき、興味のきっかけとなることを願います。本日はありがとうございました。
杵屋勝千華