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懐かしの日本

 10月から11月にかけて、3年ほどブランクのあった日本に行ってきました。 2019年に圧迫骨折事故の後、腰痛が完治せず、重い荷物が持てない、長時間の歩行とか、早足は無理。最初の11日間は娘と同行のグループツアー、後の2週間はジャパンレールパスを利用した 一人旅で、特に後半は荷物をうんと軽くしました。旅行中健康に気をつけ、風邪やコロナとも無縁 で・・・ただしホノルルに帰ってきてから、旅の疲れのリカバーに何日か、かかりました。 

 以下、滞在中に気付いたこと。 

 日本の町はきれいになり、日本人は親切になりました(道案内など)。私が出口を間違って女子トイ レに入りそうになった時、あるご婦人が丁寧に男子トイレはこちら、出口はあちらと教えてくれました。 杖をついた91歳の老人だったので良かった? 

 *日本の物価は驚くほど安いのに驚きました。その例は、コンビニでの菓子パンです。ちょっと欲しく なって、ジャムパンかクリームパンを買おうと思ったら120円でした。私の記憶では50年前の値段 です。ホノルルでは3ドルくらい、1ドル120円で換算すると390円です。娘は果物や野菜の安いの に驚いていました。老人が無縁ではおれないのがシニアホームの家賃で、ハワイでは一人月5.000 ドル(65万円)、日本では20万円くらいとのこと。 

 いつも乗換だけで素通りする岡山でした。短い時間でしたが途中下車して、改装の終わった岡山 城の天守閣に登り、天下の名園・後楽園を見下ろしました。お城の近くの町中を水量の豊かな旭 川が流れるうらやましい町です。関西では広島、徳島、和歌山、大阪など、幸せな町です。香川県 は山脈から海までが近くそんな大きくて水量の豊かな川はありません。 

 滞在中、特に地方で廃屋や廃事業所が目立ちました。十和田湖畔では廃墟になったホテルらしい のが3棟。バルブ後に完成し、20余年の間に営業を止め、オーナー不在のまゝ今は雑草・雑木に 囲まれた廃墟に。高松市のランドマーク・屋島の頂上には元お土産物屋、宿屋、食堂などの廃墟が これまで30年以上残っていました。頭を悩ましていた高松市役所が廃墟を撤去し、安藤忠雄設計事務所が デザインした、回廊式でガラス張り、緩やかな曲がりもあり、床も元の地面になじむように高低のある 斬新な建物に様変わりしていました。中には展望エリア、歴史資料の展示、喫茶室がありました。 

 私は香川のうどん県生まれなので、うどんが大好きです。旅行中、昼はきつね(時にはてんぷら)うどんを毎日 食べていました。帰る日に関空行き「はるか」に乗車するため新大阪へ。あまり期待はしてなかった のですが、警備員(案内係)に「うどん屋ありませんか?」と聞くと、「確かその先の老舗通りにある よ」、ありました。それも道頓堀の名店「今井」が出店していました。700円くらい?で今井のきつねう どんを・・・終わり良ければなんとかと言います。日本での納得のいく食べじまいになりました。 たったひと月弱の間に会ったお方に、「またお目にかかるのができるだろうか?」・・・・私の憂いは 伝わったでしょうか?  次はもう少し詳しく報告します。

                              山谷敏夫

 

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