演題:「民俗学ってなーに?」
講師:刀根 卓代(とね たくよ)女史(民俗学研究家)
民俗学って、本当は面白いんですね。講演後も、皆さん、意外に面白かったわ、という感想が多かったです。もちろん先生のお話、テーマの選び方もあるのでしょうが、柳田國男さんが近しい存在に思えてきたことは大きな収穫でした。ありがとうございました。昔話を聞かなくなって久しいですが、テレビの普及する前は家庭でおや、おばあさんから、昔のお話をよく聞かされ、それが文化の伝承にもなっていたのかと思うと、最近の便利さによって多くの伝統が消されて行くような寂しい気持ちにもなります。
今後とも機会がありましたら宜しくお願いいたします。
私より一回りも若い先生なので今後のご活躍も期待しております。
木曜午餐会会長 新名 瑛
[民俗学ってなーに 日本民俗学と柳田國男]
刀根卓代(女性民俗学研究会前代表)
日本民俗学史
1在野(野)の学問としての樹立 日本民俗学の父ーー柳田國男(1875〜1962)村の古老に聞く。
2 アカデミックの学問として
1947年民間伝承の会から日本民俗学会へ前後日本の高度成長と社会の変化
農民,常民の社会、都市化社会の民俗
3 今日の民俗学ーーすべてが民俗学の対象。
高齢化社会の民俗学(老人の民俗、個人化した葬送儀礼、習俗など)
若い研究者によるアニメの聖地巡礼研究、イベント化時代の町おこし
日本民俗学とはーー(常民)日本人とは何か、暮らしのすべてを研究する学問
儀間 明子 記
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