桜と日本人

桜と日本人:講演者 細川呉港(ごこう)氏



細川先生にお目にかかれて大変光栄でした。トニーホンダのスー・江口さんから「桜旅」の本を頂き読了した後に、どのような方だろうと親しみを持ちながらお待ちしておりました。昭和19年生まれと聞き、私の兄と同じの年齢でその博識さに驚きました。私は兄も尊敬していますが、細川先生のような世界観とは全く別の世界に生きてきた人なので、比べるのもおかしいのですが、私もメディアの世界で長年暮らしてきたので、細川先生の観点とかなり似通っていますので、非常に感銘を受けました。同時に、私自身の世界観の狭さも同時に痛感いたしました。
今日の「桜と日本人」の講演には多くのメンバーが参加してくれたことに感謝しています。「桜と日本人」の関係は切っても切れない関係なのでしょうね。「桜旅」の本の中で”日本人はいつかは、桜の花が感覚的に、あるいは感傷的に、美しいと思うようになる時期があるのだと思う” と書いていましたが、まさにそうですね。
実に多くの種類の桜があるのにもかかわらず、日本人はどの桜も好きです。先生の講演で言われたように、日本のお城には桜がつきものです。どうしてか。それが先生の永遠の課題のようですが、素敵ですね。木曜午餐会は「一生勉強 一生青春」をスローガンにしていますが、永遠の課題があればまさに「一生青春」で、生きていることの実践ですね。
先生の表した多くの著書「ノモンハンの地平」「「満ちてくる湖」なども読みたいと切に感じています。現在作業中の新作のみならず、これまでに発表された書籍を徐々に読み尽くすつもりでいます。
「桜」というのは日本人にとって、どうしてそんなにセンシティブなのでしょうか。不思議な花です。そして実に多くの種類があるというのも、また地域によって大きく違い、それでもそれぞれの人々に愛される桜、というのは一体何なのでしょうか。
「桜」は深い。奥行きがあってとっても素敵です。私も日本人であることを実感します。思い出を話せばキリがありません。素敵な話題を提供して頂いた細川先生、そしてこれをアレンジして頂いた正光紀江さん、スー江口さんのそれぞれの人脈に感謝するのみです。ありがとうございました。これを機会に、できれば今後とも交流を続けさせて頂きたいと思います。、今後のご活躍を期待しています。ハワイ島での滞在が有意義なものになりますよう心から祈念しております。


木曜午餐会会長  新名 瑛


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