帝政ロシアの古都~サンクト・ペテルブルク
スピーカー:リョービン 恵美子女史
とっても素敵なお話をありがとうございました。サンクト・ペトロブルグ、という名前の響きだけでも異国情緒たっぷりなのに、そこで多くの友人たちに囲まれている恵美子さん、アナトールさんご夫婦をみると、とても羨ましい気が致します。これだけ多くの友人を、ロシアをはじめとして世界中にお持ちの方って、私の知り合いの中でもほとんどいません。ましてや、恵美子さんの著した本が、英語のみならず、ロシア語にまで翻訳され、多くのロシアの人たちに読まれているのは驚きであり、同時に誰でもができることではないように思えます。本当に誇らしい木曜午餐会のメンバーです。こちらまで嬉しくなります。
義理のお母様のヴァレンティーナさんの人生は本当に激動のロシアの生き証人の物語ですね。私も読ませていただきましたが、あの時代のことが実に生き生きと描かれていて、歴史に翻弄される多くの白系ロシア人の流転がまるで大河の流れのように湧き出ているような書物でした。同時に、かつての東欧諸国、ユーゴスラヴィアの民族の問題、光景が目に見えるように描かれていたのを忘れることが出来ません。
サンクト・ペトロブルグと言えば、私達はすぐに現ロシア大統領ウラジミール・プーチンの故郷だと思いだします。そしてセント・ピータースバーグ、レニングラード、とまるでイスタンブールのように名前も変遷してきたことが長い歴史の流れを感じさせます。エルミタージュの美術館には是非とも行きたいと思います。2週間は必要なようですね。
リムスキー・コルサコフのご子孫とも会われたことも驚きでした。ムソルグスキー作曲、コルサコフ編曲の「禿山の一夜」でしか、知らない名前の作曲家でしたが、恵美子さんたちがお会いになったと聞き、また関係者のどなたかが日本語の教師をされていると聞き、なぜか急速に親しみを感じてしまいました。もう少し音楽も勉強してみます。千夜一夜物語を描いた「シェハラザード」の交響曲も素敵でした。
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