音楽家バーンスタインの本を出版して
スピーカー:吉原 真理女史(ハワイ大教授)
バーンスタインを取り巻く珍しいお話ももちろんですが、吉原真理さんがこのバーンスタインの本を書くまでに至ったいきさつ、あるいは図書館で彼を取り巻くエピソード、特に天野和子さんと橋本邦彦さんの手紙を発見された時の驚きと興奮ぶりが、見事にお話の中で再現されていて、聞いている者にもそのまま伝わってきました。今日の講演を聞いた誰もが、平素はほとんど感想を口にされない方までもが、「今日は来てよかった、本当に素晴らしかった」と絶賛されていたのも、会長の私としては嬉しくまた印象的でした。ストーリーの内容、そして今日の真理先生の話しぶり、表情、すべてがマッチしていて、時間が足りないくらいでした。皆さん同じ思いです。
バースタインへのファンレターというべきかラブレターともいえる熱い思いを書き続ける2人の日本人の存在も、私には大変興味深く思えます。消化しきれないほどの情報を頂きました。折に触れ、バーンスタインのことを聞いたり読んだりするたびに、先生の講演が生かされるだろうと思えます。本当に貴重なお話をありがとうございました。またの講演を楽しみにしています。
木曜午餐会会長 新名 瑛
ご丁寧なメールをどうもありがとうございます。そして今日は講演の機会をいただいてどうもありがとうございました。皆さんとても熱心に、要所要所で頷いたり笑ったりと反応しながら聴いてくださったので、話し甲斐がありました。
このプロジェクトを通じて私が出会った感動や興奮を皆さんとシェアできて嬉しかったです。(と書きながら今気づいたのですが、肝心なことを言い忘れました!天野さんと橋本さんは今もご存命で、私は天野さんには東京で、橋本さんにはシドニーで会って直接お話を聞くことができたのです。)
英語の本なのでわざわざ買って読む人はいないかと思って一冊しか持って行きませんでしたが、買っていただいたかたの他にも本屋やアマゾンで是非買うとおっしゃってくださるかたが何人もいらして、さらにありがたかったです。
吉原真里
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