木曜午餐会のメンバーの方々、並びに参加者の皆さまへ

 

皆さん、お元気でしょうか? 自粛生活を強いられ自宅で過ごす時間が多くなったせいもあって毎日3~4時間前後はコンピューターと向かい合うようになりました。そんな中で面白い記事を見つけましたので紹介させていただきます。

「ありがとう」で健康になる科学的根拠! これは米スタンフォード大学オンラインハイスクールの校長先生が書いていました。多くの科学者の研究成果をまとめたものですが、科学者の名前と肩書は省略して概要だけをお伝えします。

曰く利他的な行動と長寿には相関があります。自己の名声など自己中心的な目的での人助けでは、長寿の可能性は上がらない一方、見返りを期待せず人助けをすることで長寿の可能性は上がるというのです。また、人間関係のトラブルは大きなストレスです。つまり、他人と良好な関係を築くことでストレスを感じにくくなり、健康リスクが減って、長寿の可能性が50%増大するというデータもあります」。

曰く感謝をする人ほど、免疫力や痛みへの耐性が強く、血圧が低い。ポジティブで生きがいや喜びを感じやすく、幸福感も高い。親切で寛大、社交的で孤独になりにくい。ありがとうの心は、感謝を持つ人の身体、精神、社会性など様々な面で良い効果をもたらすのです」。

「感謝すべき人なんていたかな?」とふと思ってしまったあなたのために、「感謝力」を高めるテクニックを5つ紹介しています。

1.「感謝日記」をつける

ありがたかったことを振り返り、日記に書きます。特別な出来事、些細なもの、どんなことでもいいです。感謝の気持ちを思い起こす心の習慣を持ちましょう。

2. 感謝すべきことを3つ挙げる
感謝すべきことを3つ、具体的に思い起こしましょう。数分間の休憩、お茶をしながらでも、感謝したいことを考え、感謝の気持ちを鮮明にします。

3. 今より悪かったときのことを思い出す
今より悪かったときのことを思い返すと、現在の自分の状況に感謝できます。また、現在の生活で当たり前のことを一つ選び、それがなくなったら、どんな不都合が生じるかを想像するのも効果的です。

4. 短期間、好きなことをやめてみる
あえて自分の好きなことを数日~1週間やめてみます。いつも楽しんでいるものがいきなりなくなることで、感謝の気持ちを普段の日常にも感じられるようになるでしょう。

5. 視覚的リマインダーを使う
目につくところに「人への感謝を忘れない」など感謝への誓いのメッセージを置きましょう。感謝の心がまえを繰り返し思い出すことで、感謝の気持ちを感じやすくなります。

如何でしょうか? ただ問題はこの「ありがとう」の感謝の気持ちもタイミングよく相手に伝えなければなりませんね。感謝の伝え方の3つのコツを紹介しましょう。

1.    感謝のタイミングを間違えないこと

変なタイミングで感謝をすると、どんなに素晴らしい伝え方でも、相手が困ります。たとえば、他の人がいるときに長々と感謝を述べたら、相手は気恥ずかしい思いをするかもしれません。タイミング、状況を考え、ベストな機会を見つけましょう。

2. 具体的に感謝している事柄を伝えること
相手のどんな行動で、自分は感謝でいっぱいになったのか、具体的な情景描写を加えると、気持ちのこもった感謝になります。単に「先日はありがとうございました」と言うより、「先日はありがとうございました。落ち込んでいたあのとき、声をかけてくれた気遣いが嬉しかったです」と言ったほうが伝わるのは想像に難くないでしょう。

3. 最も効果的な伝え方を選ぶこと
相手はどんな形の感謝を一番喜んでくれますか?手紙、プレゼント、食事をおごる?どのやり方が一番よいかは、状況や慣例だけでなく、相手の考え方によります。相手にとって一番心地よい伝え方を考えましょう。

 

コロナの状況下で危機になりながらも、お互いを助け合う場面が見られたように、これからの時代を⽣き抜くことができるのは、「利他的マインド」で相手を思いやる心を持ち、感謝を伝えられる人です。利他的行動は、ボランティアをしなさい、我慢して何かをしなさいということではまったくありません。心のあり方の問題なのです。幸せの循環は、今これを読んでいるあなたの小さな「ありがとう」から始まるかもしれません。そして、もしこの記事があなたの役に立ったと感じたら、ぜひ、あなたが感謝を伝えたい相手、あなたにとって大切な人にシェアしてもらえたら嬉しいです。

(米スタンフォード大学オンラインスクール校長・星 友啓)

 

閑話休題。

10月の第4週は「暴力絶滅週間」でした。ハワイ州内にある4つのYWCAも全国的な運動の一環としてこれに参加していました。YWCA USの最近の調査データは驚くべき実態を浮き彫りにしていました。

女性は全米のどこかで90秒ごとに性的暴行を受けています。

☆100件のレイプに対して半分の57件しか犯人の逮捕に至っていません。

その57件のうち起訴されて法廷で裁かれるのはわずか11件でしかありません。

その11件のうち7件が重犯罪として有罪を言い渡されます。

家庭内暴力は実際の半分以下のケースしか警察にレポートされていません。

飲食産業ないしは介護事業に携わる女性がもっとも高い比率で性的嫌がらせを職場で経験しています。

3人に一人の女の子が身体的、ないしは言葉、感情的な嫌がらせの被害者になっています。

ホームレス女性の4人に1人は家庭内暴力からの逃避です。

平均的に言って4人に1人の割合で家庭内暴力を経験するだろうし、そのうち毎日3人の女性は現在ないしは以前のパートナーによって殺されています。

 

このニュースを読んだ時には衝撃を受けました。「米国のどこかで毎日3人の女性がパートナーによって殺されている」。こんな国が果たして「先進国」と言えるのでしょうか。経済的、技術的には先進国であっても文化的には中世の時代から何も変わっていない、と思えるのです。「狂気の時代」でしょうか。

 

メンバーの皆さんからも続々と「応援」が届いています。紹介します。

その1

 お便りありがとうございます。こんな時ですので一言も話すことをしない日々があります。とても嬉しく読ませていただきました。手紙の一頁にありましたが、今日やるべき事は今日中に、との事――同感です。今日やらねばーー? 私は一人暮らしなので誰も手伝ってくれる人はいません。今日出来ることは今日中にして、出来れば明日まで残さないようにしています。

話は変わりますが、私は本が好きでやはり天理教にはよく行きます。そこで良い諺があれば書き取っておいてあります。そのうちの少しを皆さんとシェアしたいと思っています。

出会った人すべてから何かを学ぶことが出来る人が世の中で一番賢い人

人を賛美できる人こそ本当の誉れ高い人

若者笑うな自分が来た道 年寄り笑うな自分が行く道

魚はいつも口で釣られる 人間もやはり口で引っかかる

もっともっと苦しんでいる人がいる もっともっと耐えている人がいる

すべてのことを大切に思う

元気でなくとも元気なふりをする

 

この辺で終わりにします。一日も早くこのコロナが収まりますように。どうぞお元気でお過ごしください。

その2

ニコニコ元気体操で良く知られたフェイ・村田さんからのお手紙です。

いつもご苦労様。電話でお話が出来てとても嬉しかったです。約束した新聞を同封させていただきます。一人でも多くの方が、このテレビ番組を見て少しでも体を動かしてもらえればと思っています。

という手紙で同封されたハワイ報知新聞には「コロナに負けずに頑張って オレロTVで元気体操」という見出しで次のように紹介されていました。

毎週木曜日の午前8時からOLELO(チャンネル54)で「Fay’s Genki Taisoが放映されています。6年前から始まった番組で、「夕焼け小焼け」「ふるさと」なの日本の懐かしい音楽に合わせて体操をします。シニアや足が不自由な人のために「椅子を使って行う体操」や関節強化の体操、ストレッチ体操、表現体操などメニューは豊富。自分の体力に合わせて、できるものを選んでトライしてみてください。コロナ禍で家に閉じこもる日々が続いていますが「体を動かすことは血の巡りがよくなり健康に直結しています。忘れかけた日本の歌詞を思い出しながら口ずさむことで脳トレにもなります」とフェイさんはその効用を皆さんに体験してほしいと呼びかけています。

 

その3

 「午餐会のお便りありがとうございます。防空壕の体験、胸を突かれました。コロナにあってますます自然のリカバリーが進みますように。お便り用に切手を少しばかり」

ということで、切手のドネーションを頂きました。

 

 

新型コロナ・ウイルスの感染状況について1029日の時点での数字をお知らせします。

世界では44897,520人の人が感染しました。うち、アメリカは世界で最も多い9043,390人です。私たちの住むハワイは14,975で、全米の45です。最高はテキサス州、続いてカリフォルニア、フロリダ、ニューヨークです。コロナが原因で亡くなった方は、アメリカでは4月の時点でヴェトナム戦争での死者58,220人を上回りました。今の時点ではその4倍の232,194人で、第二次世界大戦(ヨーロッパ、太平洋含む)の29万人に迫る勢いです。ちなみにアメリカ人が最も多く亡くなったのは1861年から65年までの4年間での498,332人の南北戦争です。

 

ハワイ州のデビッド伊藝知事は州上院の委員会で「ハワイにワクチンが届けられるのは早くても来年の夏か初秋のころになります。しかし限られた数、恐らく州民の6070%程度にしか行き渡らないかもしれません」と発言しています。

ハワイは1016日から米本土からの観光客を受け入れましたが、116日からは日本からの観光客を、そして11月中には韓国、オーストラリア、ニュージーランドなどからの観光客も受け入れる準備を進めています。このところハワイの感染者数も激減しているように見えますが、人口10万人あたりで計算するとハワイは東京の4倍近く、日本全体と比べると13倍ですからまだまだ油断は出来ません。

ハワイの感染者を年齢別でみると18歳から29歳の層が一番多くて22%、30歳から39歳が18%と続き50歳以下で68を占めています。木曜午餐会の主力メンバー層である70歳代は5%、80歳以上は3%となっています。

心配な方はカピオラニ公園の西側にあるワイキキ・シェルでは11月末まで無料でPCR検査を実施していますので、お出かけ下さい。駐車場も完備されています。予約なしでもすぐに検査してくれました。

 

最後に、数人の方から希望が出されていますZOOM Meetingについてお知らせします。

「ズームって何?」と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。私もつい最近まで知りませんでした。コンピューター、あるいはスマホ、アイフォーンなどを使って相手の顔を見ながら会議をしたり、学習会を開いたり、人によっては「飲み会」をやったりします。一緒に集まることは出来ないけど、数人の表情を画面で同時に見ながら会話ができる、というITの進歩の賜物です。木曜午餐会の役員会は5人ですのでこれを使って議論しています。

これに参加するにはそれぞれのスマホ、コンピューターに「ZOOMのソフト」(無料)をまずインストールする必要があります。役員会でも意見を出し合いました。

果たして何人くらいが参加していただけるか、ということです。参加できない方はなんとなく「取り残されたという気持ちを抱くのではないか」という懸念もあります。コロナ禍で自粛生活を余儀なくされ、落ち込みやすい状況にあるだけに皆さまにはできるだけ寂しさを感じないようにしたいと考えています。それがZOOM Meetingであるのか、あるいは電話訪問であるのか、お手紙であるのか。メンバーの皆さんの率直なご意見をお尋ねしたいところです。

 

木曜午餐会役員一同 202011月吉日

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