木曜午餐会のメンバーの方々と支援して下さっている皆様へ

苦しかった2020年が「光陰矢のごとく」に去り、とうとう2021年になりました。

明けまして おめでとうございます。みなさん、元気に新年を迎えられましたか?

まるでトンネルに閉じ込められたような自粛生活を余儀なくされましたが、失うばかりではなく逆境を耐え抜き、得たものも多かった1年であったかも知れません。いずれにしても「思い出深い2020年」であったことは間違いなく、私た
ちは「時代の生き証人」
として、この経験を後世に引き継いでいかねばなりません。

 まずは新型コロナウイルスに対するワクチン接種についてお知らせします。

20201214日にアメリカのファイザー社と西ドイツのビオンテック社が共同開発したワクチンがハワイにも零下70度に保存されて到着しました。1週間後の21日にはモデルナのワクチンも到着しました。オアフ島では到着したワクチンの接種が始まっています。ワクチン接種の優先順位は➀医療従事者、警察官、消防隊員など前線で仕事をする人たち、➁エッセンシャル・ワーカー ➂高齢者施設のスタッフと居住者。コロナウイルスと最前線で戦っているヘルスケア・ワーカーの人たちとナーシング・ホームの入居者などに接種が行われています。それから65歳以上のシニアシチズンの順になっています。1回目の接種から2週間後に2回目の接種が行われます。12月末の段階で、ワクチンの到着が予定されていた量より少ないため、スケジュールに遅れが出ることも予想されます。春ごろには65歳以上の高齢者が対象になりそうです。無料ですがこれは強制ではありません。特にアレルギー体質の方々は、ホームドクターと話し合って決めたほうが良いかもしれません。ハワイ州のジョッシュ・グリーン副知事は、ワクチン接種が70%近くまで行き渡り、多くの人々が「免疫力」を持つようになるのは夏ごろになるとの見通しを示しています。

 処方箋を必要としない新型コロナウイルスの家庭での最初の検査キットが、まもなく米国の店頭で販売されます。米国のFDA (食品医薬品局) 1215日、自宅で完全に行うことができる迅速なコロナウイルス検査キットを承認しました。ドラッグストアのような場所でも検査キットを販売できるようになります。「人々は検査キットを購入し、鼻を拭き、テストを実行し、わずか20分で結果を確認できます」と、FDAのスティーブン・ハーン委員は声明で述べています。今回の店頭テストの初期供給は制限されていて、オーストラリアのメーカーは、2021年前半に生産を拡大する前に、1月には300万個を生産する予定です。キットには、鼻腔スワブ、化学溶液、およびテストストリップが含まれていて、ある会社の広報担当者によると、この検査キットの価格は約30ドルで、薬局やオンラインで購入できます。この検査キットが医療保険の対象になるかどうか未定です。

悪い人は頭がいいですね。ワクチン接種が始まったばかりなのに、これを利用した詐欺がすでに出回ってきました。「保険が効くけど、自己負担分を先に振り込んでください」「申し込みが多いため、ウェイティング・リストに入れておきますので手付金を」など電話での誘い、あるいはSSNやオンラインでの「ワクチンをいち早く」などの広告が出ているようなので十分に気を付けるようにと政府からの注意呼びかけが出ています。油断も隙もあったもんじゃないですね。

しつこいようですが、新型コロナウイルスの感染状況について20201229日の時点での数字をお知らせします。

世界では8,1767,775人の人が感染しました。うち、アメリカはトランプ大統領の言うように「アメリカ・ファースト」で、世界で最も多い1,9713,044人です。続いて人口はアメリカの3倍以上のインド。そしてブラジル、ロシア、フランス、イギリスと続きます。私たちの住むハワイ州は21,109で、全米の49です。では最も少ない州は? ヴァ―モントの7,120人です。最高はカリフォルニア州で続いてテキサス、フロリダ、イリノイ、ニューヨークです。カリフォルニアではクリスマス・イブの24日に感染者が200万人の大台を突破しました。最初に感染者が見つかった1月25日から1111日の292日間で100万人に到達したのに対し、その後わずか44日間で200万人に達しました。寒くなってからの急速な拡大が目立ちます。ハワイにもカリフォルニア州のナンバープレートを付けた車を見かけることが多くなりました。

コロナが原因で亡くなった方は、アメリカでは4月の時点でヴェトナム戦争(米軍介入1965~1975)での死者58,220人を上回りました。今の時点ではその6倍を超える341,184人で、とうとう第二次世界大戦(ヨーロッパ、太平洋含む)の死者29万人をわずか1年足らずで超えてしまいました。ちなみにアメリカ人が最も多く亡くなったのは1861年から65年までの4年間での498,332人の南北戦争です。今の勢いで増え続ければ、南北戦争の死者を軽く突破してアメリカ歴史上最大の悲劇になることは間違いありません。米ワシントン大学の保健指標評価研究所の予測によると、米国の新型コロナ感染症による死者数は2021年4月1日までに530,893に達する見通し。

 ハワイの感染者ですが、1228日(水)現在の総感染者数:21,028

オアフ島:17,634  ハワイ島:1,864  マウイ島:906 カウアイ島:144
モロカイ島:22  ラナイ島:106 ハワイ州以外で感染した居住者:352
死亡者:285

ホノルル・アドバタイザー紙によるとエスニック・グループの中でマーシャル群島、チューク島など太平洋諸島からの住民の感染率が最も高い、と指摘しています。住民比率ではわずか4%ですが、感染者では26%が太平洋諸島からの住民で、専門家は「一つ家に何世代もの家族が暮らし、そしてコロナにさらされるような仕事に就いている人々が多いためではないか。社会経済的な背景が大きな理由だ」と説明しています。特別対策チームを作って啓蒙活動に取り組んでいます。もう一つはハラヴァ,ワイアワなどの拘置所での集団感染が大きく影響していると報道されています。

ホノルルのカードウエル市長はこのままでは2021年初めには規制のさらに強い「Tier 1」に戻さなければならない事態を予測して、「拘置所での感染増大は一般市民社会とは隔絶されているので、一日の感染者の数値には含めない」とイゲ知事に要請しました。

ハワイ大学公共政策センターが行った世論調査によると、2021年の早い段階でハワイ州の主要産業である観光業が、回復しない場合には、州内にある半数以上のレストランが、4月までに閉店を余儀なくされる可能性があることが、明らかになりました。

今回発表された世論調査によると、オアフ島内にある飲食店のうち約42%が店内での飲食を再開させていないほか、約半数の飲食店関係者が新型コロナウイルスの影響で従業員を解雇し、4分の1の店舗が家賃や光熱費、給与などの支払いが4カ月以上遅延していると回答しています。日本の大手旅行会社JTB20213月までグループツアーは開始しないと決定しました。

医学ライター・井手ゆきえさんの記事「小さな親切」を重ねると幸福感が増加し心身の健康も上向きに、香港大の研究よりの引用です。

昔から「陰徳陽報」──人知れず善行を積めば、必ずよい報いがあるという。その報いの本質は、自らの幸福感と心身の健康が得られることのようです。香港大学の研究者らは、社会的な活動と個人の幸福感との関連を調査した211件の研究報告(対象人数は延べ198213人)の成果を総合的に解析。社会的な活動と個人の幸福感、そして心身の健康との間に関係があると改めて確認している。

 さらに、年齢や性別、社会的な活動の種類との関連で掘り下げたところ、たとえば「近所のお年寄りの重い荷物を、家まで運んであげた」などのさりげない行動は、組織的なボランティア活動など「フォーマル」な奉仕活動よりも、全体的な幸福感と強く関連していることが示された。研究者らは「こうした『別に自慢するでもない、ちょっとした親切』は、単調になりがちなフォーマルな活動よりも、自発的で多様性があり、他人を身近に感じたり、社会的なつながりを創りやすいのだろう」と考察している。また、若年層や現役世代は「他者への親切や社会的行動」によって、心身の健康も含め全体的に幸福感が高まる。詳しくみると、快感や利益を基盤とした主観的な幸福感より、自己実現や成長の実感、そして人生の意味を見いだすことに由来する「ユーダイモニックな幸福」を感じるという。

 一方、リタイア世代は社会的な活動と身体的な健康とが強く関連する。この世代にとっては、利他的な行動が自分の心身が健康である証しなのだろう。このほか、女性は男性よりも、社会的活動で幸福感や心身の健康を得やすいという結果が出ている。研究者は「女性=奉仕者という社会的バイアス」の影響を指摘しており、将来は性差が消えるかもしれない。さて、自分自身の感情から生まれる個人的な「手助け」のほうが、時に強制されたように感じる組織的な奉仕活動よりも「温かい気持ち」になり、幸福感を得やすいのは納得できる話だ。ギスギスした世相ではあるが、「持ちましょうか?」とささやかな手を差し伸べてみよう。

 ここまで読んで、少しばかりお疲れになってきませんか?息抜きをしましょう。肩こりや腰痛といった慢性的なからだの不調を治す方法をご紹介していきます。
アスリートゴリラ鍼灸接骨院の院長をしている高林孝光さん。基本体操の「7回ぐるぐる腕回し」をお伝えします。

ゆっくり回すのではなく、できるだけ速く勢いよく回すのがポイント

 短くなった手を伸ばすのに、毎日行いたいのが、「基本体操」。確実に手を伸ばすために、片側ずつ行いましょう。前回しを7回、後ろ回しを7回、左右ともに行います。

 7回以上回してもいいのですが、あまり時間がかかると面倒に感じて続かない恐れがあります。「継続は力なり」で続けることが重要なので、7回ずつにしておきましょう。

 その際、ゆっくり回すのではなく、できるだけ速く勢いよく回すのがポイント。腕自体の重さで遠心力が働きますから、手が伸びやすくなるのです。試しに片側だけを回してみて、回していない手と長さを比べてみてください。回した方の手が伸びていることが確認できるはずです。

この「基本体操」を、最低11回行います。からだに負担がかかる体操ではありませんから、1日何回やってもOKです。タイミングを決めた方が継続しやすいので、毎日欠かさず行う習慣(歯磨き、トイレ、食事、入浴)のついでに行うと良いでしょう。翌日になると、手は元通りに短くなります。手を回すことを日々の習慣にしていると、手が伸びたままキープできるようになり、不調が気にならなくなります。

1月1日から6日まで「木曜午餐会に新年のご挨拶」がKZOOラジオで流されています。正確な時間は日によって違うようですが午前中だと思います。2021年は役員の宮下末絵子さんの声で皆さんにお届けしています。これに先立って、木曜午餐会は役員会の了解を得て、メンバーの皆さまからお預かりしているお金の中から100ドルをトランスミッターの交換費用の一部としてKZOO放送に寄付させていただきましことを報告させていただきます。

すでにご承知と思いますが、木曜午餐会はホームページを開設しています。どこに?インターネットで「木曜午餐会」と検索するとwww.mokuyogosankai.comというホームページのアドレスが出てきます。そこをクリックすれば、閲覧できます。その中に「会長の独り言」という欄があります。これまで新名会長が勝手に独り言を書いていましたが、今後はブログに移行しこの欄を「会員の独り言」と変更して、会長のみならず、メンバーの方たちも参加して「好き勝手な独り言」を表明する場にしてもいいのではないかと考えています。投稿の方法は、新名宛にEMAILして頂ければ、掲載できるようにします。



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