木曜午餐会の皆さまへ
昔から「一月は往(い)ぬる。二月は逃げる。三月は去る」と言いますが、本当にそうですね。「1月」はお正月があり、新年会がありあっという間に「行ってしまう」ように過ぎ去り、「2月」は28日までしかないので「逃げるように」過ぎ去り、「3月」は日本では年度末で忙しく「去る」ように過ぎてしまうことを言うのでしょう。「往ぬ」とは私の故郷・岡山地方の方言でも「帰る」あるいは「去ってしまう」ことを意味します。「もう帰りましょう」と言うのを「もう往(い)のうや」と表現します。
みなさま、その後お変わりございませんでしょうか?いつもとは違うお正月をお過ごしになったと思います。私も今年の「初詣」は人混みを避けるため1月17日の日曜日までずらしました。メンバーの数人の方から電話やお手紙を頂いたりして元気でいる近況を知ることが出来ましたが。
結論から先に言うと「果糖が含まれるので食べ過ぎは禁物だが、リンゴはポリフェノールが豊富なので、皮ごと食べれば効果あり」となります。ただ、皮ごとと言っても皮には農薬が付着していたりワックスで磨いていたりするので、一概に良いとばかりは言えませんが。
「リンゴのポリフェノール」リンゴの優れた健康効果のひとつが、ポリフェノールによる抗酸化作用。生活習慣病の予防やアンチエイジングに効果が期待できます。様々なポリフェノールの中でも特に強い抗酸化力を持ちます。皮にも果肉にも多く含まれています。一方、赤い色素のアントシアニンは皮に含まれているので、皮ごと食べればリンゴポリフェノールを効率よく摂ることができます。
「食物繊維」リンゴには不溶性と水溶性の食物繊維がバランス良く含まれていて、優れた整腸作用をもちます。不溶性食物繊維のセルロースやレグナンは、腸で水分を吸収してふくらみ、ぜん動運動を活発にして便通を促します。水溶性食物繊維のペクチンは、便秘・下痢の改善に役立ちます。腸内でゲル化し、便秘の時には便を包み込んでスムーズに排出させ、下痢の時にはゼリー状の膜になって腸壁を守ってくれます。また、糖質の吸収を緩やかにして食後の血糖値の急上昇を防ぎ、インスリンの分泌を抑制します。コレステロールの吸収を抑制するはたらきもあり、生活習慣病の予防に効果が期待できます。(nomina.jp/study/5019より抜粋)
◆リンゴは「かご半分のブルーベリー」「1カップのいちご」「紅茶2杯」「オレンジ3個」「1カップのぶどう」「バナナ8本」よりも多くの抗酸化物質が含まれている。◆リンゴには脂質やコレステロール、塩分が含まれていない。◆リンゴは大半の朝食用シリアルよりも多くの食物繊維が含まれている。(news.mynavi.jp/article/20170804より)
やはりお勧めでした。これまでFujiの種類が一番美味しいと思っていましたが、友人に進められてEnvyに変えました。値はすこしばかり高いけど、美味しさは倍以上にアップしました。他のお勧めがあれば教えていただきたいです。
次はコロナの感染状況について、と思いましたが皆さんもそれぞれニュースをご覧になっているでしょうから、それは最後に触れるとして食べ物のお話を続けましょう。「揚げ物、例えばトンカツが食べたいけど、まあ鯵フライの方が身体にいいから今日のトンカツは我慢するかな」と思っていましたが、実は大間違いでした。
生魚の鯵(あじ)は、糖質を燃やすビタミンB1、カロリーを発散するタンパク質などの「やせる栄養素」が豊富。また、血液をサラサラにして、血中の中性脂肪を下げるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といった、青魚特有の栄養成分もたっぷり含まれています。ところがです。本来はやせる食べ物である鯵が、フライにすると何故に太る食べ物に変わってしまうのでしょうか?それは、EPAやDHAといった肝心の成分が油に逃げてしまい、代わりに、衣と身が揚げ油をたっぷり吸い込んでしまうからです。油の吸収率を表す目安に「吸油率」があります。鯵フライの吸油率は22%です。ちなみに、エビフライ1尾の吸油率は13%、ポテトコロッケ1個の吸油率は8%です。これらの食べ物と比較をしてみると、鯵フライが、いかに吸油率の高い食品か、おわかりいただけるでしょう。
これで安心してトンカツが食べられます。日常的には鯵フライ、特に鰯のフライが大好きなのですが、ハワイでは冷凍の鰯も手に入らなくなってしまいました(以前はタイムス・スーパーにありましたが)。日本ではあまりお目にかからなかったですが、ハワイではトンカツよりチキンカツの方が優勢ですね。その理由を知っている方がいればお知恵を拝借したいです。
突然ですが「日本の首都は東京ではない」ことをご存じでしたか?「えー」と意外に思われる方も多いと思いますが、「日の丸」の旗が日本の国旗で「君が代」が国歌だと正式に決められたのがわずか22年前の1999年だったのですから、それほど不思議なことでもありません。1999年11月に当時の石原慎太郎・東京都知事が「首都とは何か」という質問書に対し国会の衆参両院の法制局長は「我が国の法令法律に定義は存在せず見解を示す立場に無い」と回答しています。「えー、そうなんだ」
ここから少し歴史の勉強になります。日本の場合、長い歴史の中で常に天皇が国家元首。いまも総理大臣の任命権を持っているのが天皇であり、国連も天皇を国家元首としてみています。歴史的には794年平安京(京都)に都が置かれるまでは、平城京、長岡京、平安京と短い間にめまぐるしく首都が変わりました。そのたびごとに天皇が、いわゆる『遷都の詔勅』と呼ばれるものを発して、和銅3年(710年)の平城京遷都、延暦13年(794年)の平安京遷都の折にも、発せられています。歴史は下って慶応4年(1868)7月17日に、明治天皇が『江戸ヲ称シテ東京ト為スノ詔書』を発しています。そして1869年(明治元年)には、京都に首都としての位置付けを残したまま国の政治の中枢機能を東京に移転(東京奠都)しました。でもそれは「江戸を東京と呼ぶことにした」という改名宣言であり、遷都の勅ではないのです。明治維新の混乱のさなかでのお引っ越しで、大日本帝国憲法制定時には既に天皇は皇居に落ち着いていたこともあり、正式に遷都を告知するタイミングを逃したように捉えられます。
「日の丸掲揚」「君が代斉唱」が日本の国旗、国歌であると法律で規定されていなかったため教育現場で混乱を生み、広島県の教育者の自殺にまで発展した事態を受けて1999年に正式に法律で決定したのと同様に「広く社会一般に受け入れられている」との認識で、東京への「遷都の詔勅」は問題が生じない限り発せられない可能性が高いですね。
メンバーでもあります玉井宏光さんが、このコロナ禍の中で日本を往復して無事ハワイにお戻りになりました。玉井さんからの体験談を特別寄稿で皆さんにもお知らせします。
「コロナ禍に帰ったふる里・美濃の国(岐阜)」
30歳で米国に来てから49年目。数百年に一度有るか無いかの疫病・コロナ禍が待っていたとは想定外の災いで、地球上に生きる75億人にとっても初体験の出来事。対処にはマスク、手洗いの奨励とはいかにも心許なく進歩した現代医学でさえ即応不能の現状を思えばもはやこの災いは神の領域とさえ理解してしまいます。
昨年春までは、自分の意志さえあれば世界のどこへでも自由に出かけられる身でしたが、事今になってはどこも歓迎の国はなく他国、自国を問わず「隔離」の言葉を課せられての行動が常識の世の中に。自由気ままな旅は、しばし不法者の類に。我らの楽園・ワイキキビーチを歩いて逮捕も天国から地獄の様相で、家を出ることさえ罪悪感を持ってしまいます。
1年近くにもなるコロナ禍の行動制限に人の自由は耐えられるものでしょうか? 私個人の信念の一つに「還暦以後は日米の往復人生を楽しみながら生きる」があります。両国に自宅を一軒ずつ保有していることもあり毎年春と秋は日本に滞在し、日本生活を満喫していたのが2020年春までの慣例……? 突然それが不可能な世に。生まれた日本に、自宅がある日本へ帰れない!これが戦時中なら太平洋の孤島に見捨てられた日本人では?あの楽園ハワイとはこの島の名称なの?と疑ってしまいました。
飛行機の予約を済ませながらも飛行機会社からキャンセル、キャンセルの多い経験も初めて。臨時便の…今度の便で、次の便でと思いながら出発の決心がつかないのもコロナと言う見えない脅威と情報に惑わされながら年末の12月13日、決心して帰国の途へ(私と妻は日本国籍者)。名古屋空港は国際便運航停止中のため100人足らずの客を乗せたJALは羽田空港へ。ハワイでのPCR検査は不要でした。午後4時半過ぎ羽田に到着後、空港のはずれにあるコロナの検疫検査を受けなければなりません。「これからどこに行きますか」「日本での連絡先の電話番号は」など幾つかの質問状に回答した後、鼻に綿棒を入れる検査と唾液の検査が行われ近くの特別室で結果待ち。陰性者の番号が呼ばれて外へ出られますが早い人でも2時間待ち。私たちは念入り検査なのか3時間も掛かりました。すでに外は真っ暗です。乗客が少ない上に国際便はハワイからの1便だけと言う状況で、人がいない近代的な長いコンコースのロビーを寂しく歩く羽田空港でした。店はシャッターが下ろされ係員もちらほら。「なんで?こんな寂しい所に私はいるの」と自問自答しながら私たちの荷物だけ3個ポツンと置かれていたのを拾い上げて逃げる様に空港の外へ。空港巡回バスで空港隣接の東横インに投宿。チェックインに際して熱を測るわけでもなく、何も聞かれませんでした。長い一日がやっと終わりました。
羽田で1泊の後、レンタカーを借りて、東京の品川駅へ。そこで新幹線に乗り換えて一路ふるさとの岐阜へ帰りました。新幹線は乗客もまばらで私達の車両はまるで貸し切り専用列車。1年ぶりの自宅へ「ただいま!」。50年前、自分の手で(趣味の大工)作った家なので愛着たっぷり。今回も2つ目の風呂作りを楽しみましたが、寒い冬空に私の釘を打つ金槌の音カーンカーンが良く響いていました。完成間近を祝うかの様にボタン雪も舞い、朝の雪景色は寝ている嫁を起こしに行き「ほれ!歓迎の雪に
違いない!見てみろ!」。帰国後2週間は羽田空港から連絡がいったのか、岐阜の保健所から毎日電話があり「体調に異常はありませんか」「味覚嗅覚はどうですか」などのチェックは受けました。 最後にハワイに戻ってくる時に、日本でのPCR検査をしなければならない、という話も聞いていましたが、岐阜は田舎なので近くに検査場所もないので、そのまま羽田空港へ。ここでは何もチェックはなくて空路ホノルルへ。イミグレーションをすんなり通過したものの、すぐに荷物ピックアップとはいかず、別室でいろいろ質問されました。結果的には、10日間の自宅隔離を要請されましたが、タクシーで無事に帰宅出来ました。45年ぶりの冬の日本の寒さとは逆に、温かい日本の季節を心で楽しんだ訪日の旅でした。 (玉井ひろみつ)
コロナ感染状況について簡単に言いますと1月28日現在、世界では1億121万1,750人とついに1億人を突破しました。うち、アメリカは世界で最も多い2,594万1,957人です。続いてインド、ブラジル、ロシア、イギリス、フランスと続きます。変異種のコロナが蔓延するイギリスがフランスを追い越しました。コロナでの死者は、アメリカが43万5,432人で2月にはアメリカ歴史上最大の悲劇になることは間違いありません。私たちの住むハワイ州は2万6,070人で、全米の49位です。最も少ない州はヴァ―モントの1万1,523人です。
今回からはワクチンの接種状況についてお知らせします。
ハワイ州保健局と政府当局者によると、ワクチンは段階的に接種されています。
Phase1A:最前線の不可欠な医療従事者と介護施設の居住者。Phase1B:最前線で働くワーカーと75歳上の成人。Phase1C:65歳から74歳の成人。Phase2:以前に予防接種を勧められなかった16歳以上のすべての人。
ハワイでの接種状況ですが現在はまだPhase1Bの初期段階にあります。1月28日現在20万3,600人分のワクチンが割り当てられています。これまでに17万0,975人分のワクチンを受け取り、62%の10万6,654人に接種されています。接種の申し込みはすべて予約制です。計画は予定より遅れています。1Cに到達するのは4月になりそうです。ハワイでは2種類のワクチンが接種されています。Pfizer-BioNTechとModerna です。Pfizerは21日(3週間)後に、Modernaの場合は28日(4週間)後に2回目の接種を行います。アレルギー反応の強い人とか自己免疫疾患、ギランバレー症候群など既往症のある人はそれぞれの専門医とよく相談して接種して下さい。接種の後には寒気、疲労感、頭痛などの症状が出る場合もありますが、1~2日でそれらの症状は消えるはずです。そうでない場合は911に連絡して下さい。どこで予約をするのでしょうか?hawaiicovid19.com/vaccination-registration です。コンピューターとかスマホをお持ちでない方は、ご家族あるいは友人にお手伝いしてもらって下さい。あるいは電話ではAloha United Wayの番号が211でコロナとワクチン接種に関する情報を教えてくれます。
木曜午餐会役員一同
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