木曜午餐会を応援してくれている皆さまへ
メンバーの皆様、木曜午餐会に一度でも参加された方々、お元気でしょうか?困難な日々をいかがお過ごしでしょうか。
3月12日の戸島良三先生の「万葉集のお話」を最後に、新型コロナ・ウイルスによる感染症の広がりで木曜午餐会も休会になりました。
常夏の島と言われるハワイでは夏過ぎにはこの感染症もある程度は収まるかもしれないという期待で8月の再開を予定していましたが、皆様ご承知のように「収まるどころか感染者は爆発的に増大している」という異常事態を迎えています。
メンバーの方々には7月下旬に木曜午餐会の役員から電話を通じて「年内は休会、2021年の新年会も中止」の決定のお知らせが届いたと思います。誠に残念ではありますが、少なくとも年内は新型ウイルスに対するワクチンが開発され多くの住民に行き渡るまで、安心して外出できる状況にはならないだろうと思われます。
米本土での感染者と死者の急速な増大により、ハワイに送られてくるPCR検査キットさえ減らされています。そのうえ9月には事前検査で陰性の人たちに対するハワイ旅行の解禁が予定されています。米本土、そして日本からの観光客を受け入れることに対する不安もあります。こうした状況の中では木曜午餐会を再開できる見通しは全く立っていません。
8月3日の地元の新聞報道によると、ホノルルのオセアニットという研究所が唾液による新型コロナ・ウイルスの検査方法を開発した、ということです。通常の検査では80ドルから170ドルする費用もわずか20ドルと安く、しかも結果が10分足らずで判明するとあって、米国立衛生研究所もこの成果には大きな期待を寄せているようです。FDAからの許可を得て一般に普及するのはどんなに早くても10月過ぎにはなると思われます。このテスト通称・ASSURE-19と言いますが、実現すればハワイのみならず全世界にとってノーベル賞に匹敵するくらいの朗報です。
自粛を要請されてきたこの5か月間近く、IT(Information Technologyの略で情報伝達技術の進歩)を使用したスマホでの会議や、勉強会に参加してきました。便利な世の中になったものだ、と感心する一方でいつもどこか物足りなさを覚えています。何かが消化不良なのです。
メンバーの玉井宏光さんが作詞した木曜午餐会の歌の中に「今日も楽しいお昼時、あの顔この声、いつもの笑顔」「約束なくとも ここなら会える」「今日も楽しい 再会日」「ここは歳を忘れる 木曜午餐会」「教えられたり 教えたり」というフレーズがあります。改めて「人との触れ合いの大切さ」かみしめています。いくらITが進んでも「人との触れ合い」がなければどうしても無味乾燥な後味がするのはやむを得ないのでしょう。
若い世代の人たちの中には、人との触れ合いを面倒くさい、余計な手間がかかるとかで敬遠される方々もいますが、私たちは「ITが進むほど、木曜午餐会のような人と触れ合いながら勉強する機会がより必要だ」と考えています。でも一方でメンバーが30人を切るような事態になれば運営は無理だろうとも考えています。今年のメンバー会費を支払われた方々にはわずか3か月での年会費、ということになりますので、「2021年終わりまで有効」と致します。
こうした自粛の期間を皆さんがどのようにお過ごしになっているのか、お知らせいただければ、匿名の形で他の方々にもお知らせしてみたいと思っていますので、封筒の差出人までお返事いただければ大変に嬉しく思います。
電話を差し上げた方の中には「自彊術を再開させて頑張っています」とか「庭いじりでいろんな野菜作りに挑戦しています」「毎朝、朝早くにアラモアナ・ビーチ・パークを中心に2時間ほどウオーキングしています」「パン作りに精を出しています」と元気に過ごされている方が多かったです。
ちなみに、私自身は「毎週1回は寿司を握る」ことに挑戦しています。休会中も何らかの形でメンバーの皆さまと意思疎通を図りたいと思っています。ご意見、ご提案がありましたら是非とも役員にご連絡ください。
目に見えないコロナ・ウイルスというのは、本当に厄介なものです。どのように注意しても、どこから、誰から、どんな時に感染しているか分かりません。かといって、生活しないわけにもいきません。「徹底的な手洗い」「マスクの着用」「そして人との距離を6フィート」――この3つの約束だけは最低限守りながら皆様と一日も早く再会できる日を楽しみに待っています。
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